この症状で登園できますか??
2025.03.03更新
「この状態や症状で登園できますか?」という相談が時々あります。
そんな時にはこちらを参照してください。
こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン」 より、足立区教育委員会 子ども家庭部 子ども施設指導・支援課が作成。
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2025.03.03更新
「この状態や症状で登園できますか?」という相談が時々あります。
そんな時にはこちらを参照してください。
こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン」 より、足立区教育委員会 子ども家庭部 子ども施設指導・支援課が作成。
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2025.02.09更新
前回は内服薬のことを書きました。
今回は2つ目の治療法、注射です。
花粉症の治療の第一選択といえば抗ヒスタミン薬を代表とした抗アレルギー薬の内服薬や点鼻薬、点眼薬でしょう。
しかし内服薬は、往々にして副作用で眠気があります。もちろん全ての薬で眠気が生じるわけではなく、また全ての人に副作用が起きるわけでもありません。ただ眠気が生じた場合、勉強や仕事など様々なことに支障をきたすことになります。
この特に運転を生業とされる方は服用をお勧めできません。そんな方には注射による治療もお勧めです。
花粉症治療で用いられる注射は以下の3つが代表的です。
1. ヒスタグロビン アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの働きを抑えることで、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状を緩和します。
ヒスタグロビン注射の特長としては、①非特異的減感作療法と呼ばれ、アレルギー疾患を体質から改善する根本治療であること ②スギ花粉以外が原因の人にも効果があり、複数のアレルギー物質がある人でもアレルギー反応を抑えることができること ③ステロイド注射と比べて副作用も少ないのが特徴なこと ④週に1−2回の注射を3週間続けると効果が期待できること があります。
また、花粉症の治療ではノイロトロピンと一緒に打つことでより効果を得ることができると言われています。
2. ケナコルト ステロイドの一つであるケナコルトを臀部に筋肉注射する方法です。
注射後3~4週間は血中濃度が維持される特殊な薬剤となっており、1度の注射で長く効果を期待できます。
しかし、糖尿病悪化、副腎皮質の機能低下、顔が膨れる(満月様顔貌)、月経異常、皮下出血、感染症になりやすい、など、一般的に言われているステロイドホルモンによる副作用に注意する必要があります。
そのため厚生労働省や日本耳鼻咽喉科学会などはこの治療をなるべく行わないように定められており、当クリニックでは自費での対応となります。
3. ゾレア 生物学的製剤と呼ばれる薬の一つである抗IgE抗体オマリズマブ(商品名ゾレア®)を皮下注射するものです。従来の内服薬では鼻炎症状が治まらなかったり、抗ヒスタミン薬による眠気などの副作用が強く、より強力なものを使用できなかったりといった場合に、ご検討されることをお勧めしています。
ただし、ゾレアの治療を受けるためには①重症または最重症の季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)で前スギ花粉シーズンでも重症な症状があったことと、②今シーズンもスギ花粉の既存治療を1週間以上行い、効果不十分であったこと、③アレルギー検査(血液検査)の結果がクラス3以上の陽性であるなどの条件が必要となります。
またゾレアの薬剤費は、保険が適用されますが、3割負担の場合、1回あたりの薬剤費は、花粉症では約4,443円~69,952円/月です。この料金は投与量や回数(月に1回もしくは2回)、体重、IgE値によって異なります。
より詳細な情報をご希望の方は院長にお問い合わせください。
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2025.02.03更新
既にニュースでご覧になった方も多いと思いますが、今年はスギ花粉の飛散が早く、すでに多くの患者さんが当クリニックにいらしていただいています。
今回はその治療について書きたいと思います。
この飛散時期にできる花粉症の治療は主に薬を用いて症状を抑えることです。
花粉症の症状は鼻汁やくしゃみ、目の痒み、皮膚の痒みや炎症、咳です。
全般的な治療には抗ヒスタミン薬をはじめとするアレルギーを抑える内服薬、
鼻の症状がひどい時には点鼻薬、
目の痒みには点眼薬、そして今年から目の周囲に塗る抗ヒスタミン薬の軟膏が発売されています。
内服薬には様々なものがあります。弱いものから強いもの、1日1回服用のものから複数回服用するもの、副作用の眠気を抑えてあるもの。
これらの薬ですが、結構その患者さんや状態との相性があります。強ければ効くとか、弱ければ効かないとはもありますが、相性の要素が大きいため、強い薬が効かなくても弱い薬が効いたなんてこともよくあります。
またシーズンによって効果が変わることがあり、これは花粉の飛散量などの影響もあると思いますが、昨シーズン効いていた薬が今シーズンは聴いていないということも時々見受けられます。
なので、シーズン初めにはまずは2週間くらい試していただくことをお勧めしています。
症状を抑えるためには飛散量の少ない時から服用を開始した方が、その後の症状が軽くなりますので、毎年花粉症に悩まされている方は、そろそろ始めることをお勧めします。
ちょっと長くなったので、続きは次回に。
それでは。
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2024.07.18更新
最近、成人のRSウィルスのワクチンについてのCMが流れています。
「RSウィルス」というと乳幼児の感染症のイメージですが、実は高齢者の肺炎の一つの大きな原因となっています。
現在日本ではRSウィルスの検査は1歳未満の乳幼児のみが保険適応となっているため、大人の肺炎の原因検査としてRSウィルスは検査がなされず、実態はよくわかっていないのですが、60歳以上の成人では、年間RSウィルスの感染症は、約70万件の発症があり、約約6,300件の入院があり、そして約4,500例が死亡されている推定されています1)。特に高齢者、慢性の基礎疾患(喘息、COPD、心疾患など)、免疫機能が低下している方は、RSウイルス感染症の重症化リスクが高く、これを予防するために成人のRSウィルス感染予防ワクチン「アレックスビー」が2024年1月に発売となりました。
接種対象者は、
60歳以上のすべての高齢者
特に推奨されるのが、下記の基礎疾患をお持ちの方です2)。
COPD、肺気腫
喘息
心不全
心筋梗塞、狭心症 ・糖尿病、慢性腎不全
血液疾患
悪性腫瘍(がん)
免疫能低下
接種回数は1回のみ。筋肉注射です。
費用は 当クリニックでは25,300円(税込)です。今のところ国や自治体による補助はありません。
当クリニックでは予約制での接種となっております。
接種を検討されている方、相談をご希望の方は気軽に当クリニックまでご連絡ください。
<参考サイト>
1)https://rsvirus.jp/old_people/index.html
2)https://jp.gsk.com/ja-jp/news/press-releases/20240115-arexvy/
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2024.07.08更新
患者皆様、関係者皆様、
平素大変お世話になっております。
本日、江北ファミリークリニックは10周年を迎えました!
多くの皆様からお祝いのメッセージをいただきました。ありがとうございます!
ありきたりですが、10年間あっという間でした。いろいろな出来事があり、多くの出会いがありました。
その出来事一つ一つから学びを得て、その一人一人との出会いに感謝をしております。
ここまでやってこれたのはひとえに皆様のお力です。
本当にありがたく思っております。
またこれからも患者皆様、関係者皆様のお役に立てるよう、我々スタッフは頑張ります。
是非とも引き続きのご指導ご鞭撻、そして応援をよろしくお願いいたします。
今後とも江北ファミリークリニックをよろしくお願いいたします!
2024年7月8日
江北ファミリークリニックスタッフ一同
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2023.09.07更新
9月に新しい検査機器を導入しました。
ビオメリュー・ジャパン株式会社の「BioFire SpotFire R パネル」という機械です。
これは1回の新型コロナウィルスやインフルエンザウィルスの感染症の検査と同じ鼻咽頭拭い液の検体採取で、8種類のウィルスと4種類の細菌の感染を、PCR法により一度に検出できるというものです。
測定時間は約15分間。
対象となるのは、SARS-CoV-2(新型コロナウィルス)、インフルエンザウイルス、(季節性)コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、RS ウイルス、ヒトライノウイルス/エンテロウイルス、マイコプラズマ・ニューモニエ、クラミジア・ニューモニエ、百日咳菌、パラ百日咳菌です。
検査費用は保険点数が1500点なので、自己負担が3割の方は5000円、2割の方は3000円、1割の方は1500円です。
また東京都在住の方で義務教育就学児医療費の助成(マル子)をお持ちの乳児から中学生、高校生等医療費の助成(マル青)をお持ちの18歳までの方はご負担なく検査ができます。
これまではそれぞれの検査をするために何回も鼻や喉から検体を取るたびに痛い思いをされていたと思いますが、1回でこれだけの項目の検査ができるというのは嬉しいですね。
発熱など感染症の症状の原因検索として、ぜひご活用ください。
参考サイト:
https://www.biomerieux-jp.net/clinical/c026.php
https://www.mhlw.go.jp/content/11124500/001131898.pdf
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2023.05.07更新
みなさまご存知の通り、来たる5月8日(月)より新型コロナウィルス感染症が5類扱いとなり、それに併せて様々な対応が変わることになります。
医療機関で行われている発熱外来や感染症外来もそれぞれやり方を変える医療機関もあると思います。
ここでは当クリニックの方針について記載いたします。
1. 発熱・感染症外来について
基本的なやり方については現行のままとします。
いくら5類扱いに変わったからといって、新型コロナ感染症という病気自体は変わらないですし、その病気に対する皆さまの反応も変わらないと思います。
発熱・感染症外来は、新型コロナ感染症だけでなく様々な感染症の疑いのある患者さんの診察を時間的・空間的に分けることにより、他者への感染のリスクを減らすことを目的としています。そのため当面はこのままの形を継続いたします。
発熱や感染症の可能性のある患者皆さまには、引き続き基本的に午前診療及び午後診療の終わりの時間に院外での診察とさせていただきます。ただでさえ体調が悪い中、院外でお待ちいただくのは暑かったり寒かったり、雨にあたったりと、辛い思いをさせることになりますが、その分お待ちになる時間を減らすべく、予約制での診察とさせていただきますので、何卒ご容赦願います。
また通常の診察の患者皆さまには、ご来院による感染のリスクを減らせるよう、上記のような配慮をしております。引き続き安心してご受診ください。
2. 新型コロナ感染症の検査費用について
同感染症が5類になることから、同感染症の抗原検査やPCR検査の費用が、これまで自己負担分無しから、5月8日以降は以下のように有料になります。
▽抗原検査の場合
窓口負担3割 1330円
窓口負担1割 450円
▽PCR検査の場合
窓口負担3割 2550円
窓口負担1割 850円
上記に初診料もしくは再診料、各種加算、処方箋料などが加わります。
なお当クリニックではこれまで同様、抗原検査もPCR検査も行いますので、感染がご心配な患者さんは遠慮なくご相談ください。
3. 順番予約システムについて
すでにホームページの新着欄に記載いたしましたように、7月1日から再開予定です。
再開についてはこれまでも多くの患者皆さまからお声を頂戴してまいりました。5類扱いとなったことを機にとの案もありましたが、院内スタッフの間で検討を重ね、準備と周知にお時間をいただくこととなりました。もう少々お待ちいただくことになりますが、ご容赦願います。
4. 受診の際は通常の診察の際も引き続きマスクの着用をお願いします。
受診される患者さんは皆様は様々な疾患に罹患されています。免疫力の低下されている状態の方もいらっしゃいます。厚生労働省からも医療機関を受診する時、重症化リスクの高い人が多い医療機関や高齢者施設などを訪問する時にはマスクの着用を呼びかけられていますので、院内ではマスクの着用をお願いいたします。
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2023.03.23更新
花粉症治療薬「オマリズマブ(ゾレア)」について
テレビで話題となっている花粉症治療注射「オマリズマブ(ゾレア)」ですが、以下の条件に該当するという診断が必要となります。
・重症の花粉症 (「くしゃみまたは鼻をかむ回数が20〜11回」または「鼻づまりの程度が強く1日のうちかなりの時間を口呼吸で過ごしている」など)
・スギ花粉のアレルギー検査(血液検査)の結果が陽性(スギ花粉抗原に対する血清特異的IgE抗体がクラス3以上)
・花粉症の既存治療(抗ヒスタミン薬、点鼻薬等)を1週間以上行い効果不十分
・12才以上
※ 投与量・投与間隔(薬剤費)は、初回投与前の血清中総IgE濃度および体重に基づき決定されるため、患者さんごとに異なります。
※ 薬剤費のご負担は年齢・所得によって異なり、1か月あたり約4400~70000円くらいです(保険適用3割負担の場合)
※ 高額療養費制度が適用されるかどうか検討される際は、保険加入先にお問い合わせください。
※ 「強力な対症療法」でありますが、「根治治療」ではありません。
参考サイト:https://www.okusuri.novartis.co.jp/xolair/pollinosis
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2021.04.27更新
アトピー性皮膚炎
1. アトピー性皮膚炎とは
痒みや皮膚の炎症、、湿疹、肌荒れなどがよくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
詳しい定義や診断基準は日本皮膚科学会のサイトをご参照ください。(https://www.dermatol.or.jp/qa/qa1/q03.html)
2. アトピー性皮膚炎の症状
皮膚の状態には、赤くなったり(紅斑)、グジュグジュしたり(漿液性丘疹)、カサカサしたり(鱗屑、苔癬化病変)、ぶつぶつができたり(丘疹、痒疹)、かさぶたができたり(痂皮)とさまざまなものがあります。
これらの皮膚症状は体の様々な部位にできますが、年齢によって現れやすい部位が異なります。
一般的には、
乳児期:頭、顔、首にはじまり、ひどくなると体幹や四肢に下降してきます。
幼小児期:首周りや臀部、肘の内側や膝の裏側などに現れやすいです。
思春期・成人期:上半身(顔、頸、胸、背)に皮疹が強い傾向があります。
3. アトピー性皮膚炎を悪化させる原因
これも症状と同じように、さまざまなものがあり、また患者さんによって異なります。一つの要因だけで起こるケースもあれば、色々な要因が重なって起きるケースもあります。具体的には細菌やダニ、カビ、汗、ペット、食事バランス、睡眠時間が少ないこと、ストレスなどがあります。
4. アトピー性皮膚炎の治療
治療のポイントは「炎症のない状態を作ること」と「皮膚のバリア機能を回復させること」です。そのためには①薬物療法②スキンケア③悪化要因の対策が治療の基本となります。
①薬物療法
皮膚の炎症を抑えるためにはステロイド外用薬が最も効果的です。
ただステロイド外用薬には様々な強さのものがあります。それらは強いものから「ストロンゲスト」「ベリーストロング」「ストロング」「マイルド」「ウィーク」の5段階に分けられています。これらの薬は体の部位や皮膚の炎症の状態によって使い分けます。例えば顔は皮膚が薄いためマイルドを主に使います。
ステロイド外用薬は長期間使うと、皮膚が薄くなったり感染がしやすくなったりするなどの副作用が出ることがあるので、炎症が落ち着いたら減量したり中止したりします。
以前は皮膚の状態が良くなったときに、ステロイド外用薬を塗るのをやめて、そのまま様子を見ていたのですが、最近はステロイドを薄くして使ったり、タクロリムス軟膏(プロトピック®)やデルゴシチニブ軟膏(コレクチム®)を使って、皮膚の良い状態を維持するというプロアクティブ療法という治療が行われています。
これらの外用薬を使っても皮膚症状がよくならない、痒みが残るなどがある時は、抗ヒスタミン剤や漢方薬などを併用することもあります。
また最近ではデュピルマブ(デュピクセント®)という生物学的製剤を用いた治療法が行われるようになりました。この治療法では、EASIというアトピー性皮膚炎の評価指標で評価をした場合、投与開始から16週間で投与開始時のベースのスコアと比較して50%改善した患者さんが80.2%、75%が68.9%、90%が39.6%という結果が得られていたようです。
実際に当クリニックにおいても多くの患者さんからデュピルマブを用いた治療の効果をご満足いただいております。
ただ、この治療の問題は高額なことです。3割負担の患者さんで、1ヶ月の自己負担額が約5万円です。高額療養費制度等の医療費助成制度の適用となる場合がありますので、もしご興味がありましたら一度ご相談ください。
②スキンケア
アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚は乾燥し、バリア機能が低下していることが多いのです。そこから細菌や埃などのアレルゲンが入り、さらに皮膚炎が悪化をします。これらを予防するために普段のスキンケアが大切です。
具体的には1)保湿剤を用いること、2)皮膚を清潔にすること、がポイントになります。
1)保湿剤
保湿剤にはヘパリン類似物質製剤やワセリンなどがあります。またヘパリン類似物質製剤には軟膏やクリーム、ローション、泡状など、様々な剤型ががあります。皮膚の状態や部位、また季節などにより使い分けをいたします。
2)皮膚の清潔
細菌やアレルゲン、汗、その他の刺激物質などが皮膚から侵入しないように洗い流し、皮膚を清潔にすることが大切です。
石鹸はなるべく防腐剤や着色料、香料などが入っていないものを選び、泡立てて揉むようにして洗ってください。ゴシゴシこすることはあまりお勧めしません。
③ 悪化要因対策:日常生活で気をつけること
ダニや埃対策として換気や掃除をまめにすること、皮膚の刺激を避けるためにゴワゴワした洋服は避けること、掻いても傷にならないように爪を切ること、などが挙げられます。またタバコの煙もアトピー性皮膚炎を悪化させます。禁煙をしたり、副流煙のない環境を作ったりすることを心がけください。
参考サイト:
https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/ap024.pdf
https://www.maruho.co.jp/kanja/atopic/
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa1/index.html
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2021.03.06更新
2/24に子宮頸がんの新しいワクチン、シルガード9®︎が発売されました。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因として知られています。HPVの30タイプの中でも15タイプが子宮ガンと関係していると言われており、その中でも1番多いとされているのが16型、2番目が18型です。
HPVは性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。
HPVは通常は感染しても勝手にいなくなってしまうことが多いのですが、一部の女性は持続的な感染状態となり、数年かけて段階的にがんへと進行していくことがあります。
子宮頸がんワクチンはこのHPVの感染を予防することを目的としており、これまで日本では16型と18型に有効な2価ワクチンであるサーバリクス®︎と、尖圭コンジローマという性病にも併せて有効なガーダシル®︎という4価ワクチンがありました。これらのワクチンを接種することで60~70%の子宮頸がんを予防できると考えられています。
今回発売されたシルガード9®︎はさらに5つのタイプにも有効なワクチンとなります。
子宮頸がんワクチンの定期接種は小学校6年~高校1年相当の女子を対象に行われていますが、これはサーバリクス®︎とガーダシル®︎のみで、シルガード9®︎は任意接種となり、現在公費助成はなく、全額自費負担となります。
当クリニックでは、定期接種のサーバリクス®︎とガーダシル®︎に加えて、シルガード9®︎の取り扱いもしております。
接種は予約制となります。詳細を知りたい方や接種ご希望の方はクリニックまでお問い合わせください(03−3897−3030)。
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