アレルギー科
当院のアレルギー科診療
アレルギー性鼻炎や花粉症、気管支喘息など、慢性的なアレルギー疾患に悩まれている患者さんは年々増加しています。当院では、お子さんから高齢者の方まで、幅広い年齢層の患者さんの、さまざまなアレルギー疾患治療に対応しています。患者さん一人ひとりの体質や生活環境まで考慮した治療法をご提供してまいりますので、お気軽にご相談ください。
主なアレルギー疾患
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎には、ハウスダストやダニ、ペットの毛などが原因物質となる「通年性アレルギー性鼻炎」と、いわゆる花粉症と呼ばれる、スギやヒノキなどの植物が原因物質となる「季節性アレルギー性鼻炎」の2種類に分けられます。抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤といったお薬や、眼薬、点鼻薬などが主な治療法です。近年は眠くなりにくいお薬もございますので、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
花粉症
当クリニックでは、花粉症の診療にも対応しています。スギやヒノキなどの花粉による、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみといったアレルギー症状でお困りの方に対して、症状の程度や日常生活への影響を考慮しながら、内服薬・点鼻薬・点眼薬などを組み合わせた治療をご提案いたします。また、毎年つらい症状でお悩みの方には、花粉の飛散時期より前から治療を始める「初期療法」もおすすめしています。患者様一人ひとりの症状やご希望に合わせた丁寧な診療を心がけておりますので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
花粉症の治療には、以下の注射療法があります。
①ヒスタグロビン注射
アレルギー反応を抑制し、症状を軽減します。週1~2回の頻度で数週間の治療が一般的です。
②ケナコルト注射
ステロイドの筋肉注射で、1回の投与で2~3ヶ月間効果が持続します。ただし、副作用のリスクがあるため、慎重な判断が必要です。
③ゾレア(オマリズマブ)皮下注射
重度の花粉症に対する治療法で、2~4週間ごとに投与します。
これらの治療法には副作用や適応条件がありますので、詳細は医師にご相談ください。
気管支喘息
舌下免疫療法とは?
当院では、花粉症や通年アレルギー性鼻炎の患者さんに対し、舌下に花粉やアレルギーの抗原液をたらして、くしゃみや鼻水などの症状を予防する新しい治療法を取り入れています。